ベーグル実験☆ケトリング温度とツヤ
参加者さまから
「ベーグルのツヤが出ませんが、どうしてですか?」と、質問がありました。
過発酵だとツヤは出にくくなります。
他の原因としては
ケトリングの温度も関係あるのかもしれないと
実験してみました ^^
生地には砂糖5%配合
発酵を同じにする為
成型は5個同時に
ケトリングは
沸騰前92℃(水1ℓにつき砂糖10g入れる)
61℃(水1ℓにつき砂糖10g入れる)
水道からそのままの水 24℃(砂糖なし)
「パン コツの科学」によると
でんぷんは55~60℃で糊化始まるとか
↑ 1分ケトリング
↑ 焼き上がり裏面 どれも変わらず
↑ 焼き上がり表面 61℃と24℃の差は感じられない
いつも通りのツヤ
ベーグルとは思えない ^^;
ムラのないマットな焼き色
↑と同じ
↑ 断面変わらず
画像ではわかりにくいですが、61℃の方が少しクラストの焼き色強い
画像ではわかりにくいですが、61℃の方が少しクラストの焼き色強い
☆反省など☆
ケトリング長め時間にするか、60℃よりもう少し上げても良かったかも
「コツの科学」読んでて思ったこと...
「中心部85℃以上5分加熱で小麦デンプンが完全固化」とあります
ポムドテールの5分ケトリングはコレと関係あるのかな?
☆食べ比べ☆
92℃ クラストはほんのり甘味と香りあり、クラムはムチムチ
61℃ クラストはザラッとした食感、クラムは92℃と変わらないかも
24℃ クラストとクラム、上記同様
ケトリングの理由について、ツヤとムチッとした食感を出すため、と
私は今まで思ってました。
24℃ベーグルは「水」に漬けただけで茹でてません。
でも、92℃ベーグルとほとんど変わらない食感 私の味覚がおかしいのカナ?
だったら、茹でなくても照卵でもすれば
ピカピカのムチムチベーグルも可能??
茹でないベーグル、ビアリーもありますね
気になることもあったので、また実験してみたいと思います ^^
追記☆翌日の食べ比べ☆
92℃ベーグルより、61℃&24℃ベーグルのクラムの方がパサツキを感じました。
茹でることによって膜をつくり、保湿性もあがるのかもしれません。